腎盂腎炎とは、細菌が尿道から膀胱、腎盂や腎臓に逆行感染し、炎症を起こした状態です。
そのため、膀胱炎を合併していることも稀ではありません。
膀胱炎と同様に女性に特に多く見られる病気です。
腎盂腎炎の症状
- 高熱(38℃以上)
- 脇腹や背中の痛み
- 吐気、寒気
- 排尿時痛、頻尿、残尿感、尿混濁(膀胱炎を合併しやすいため)
腎盂腎炎とは、細菌が尿道から膀胱、腎盂や腎臓に逆行感染し、炎症を起こした状態です。
そのため、膀胱炎を合併していることも稀ではありません。
膀胱炎と同様に女性に特に多く見られる病気です。
適切な抗生物質や抗菌剤を投与すれば、3~5日で熱が下がり、約1週間程度で症状が改善します。
症状が重い場合、入院が必要となることがあります。
再発を繰り返す場合、泌尿器科的な基礎疾患(腫瘍、結石、奇形、神経因性膀胱など)があることも考えられますので、精密検査が必要です。
膀胱が細菌により感染し、炎症を起こした状態が膀胱炎で、20歳以上の女性に特に多く見られます。
健康であれば細菌が侵入しても膀胱炎にならないのですが、過労・ストレス・風邪などで抵抗力が低下すると、膀胱炎になってしまいます。
抗生物質や抗菌剤を投与すれば、1週間程度で症状が改善します。
水分をたくさん摂取し、尿と一緒に細菌を流し出すのも有効です。
尿意を感じたら、すぐにトイレに行き、排尿を我慢しないことも大切です。
前立腺炎とは、前立腺液という精液の一部を分泌する役割を持つ前立腺が炎症を起こした状態です。
30~50歳代の男性に好発し、過労、ストレス、飲酒、冷え、長時間の座位などにより誘発されるといわれています。
性行為による感染が原因となることもありますが、はっきりとした感染経路がわからないことが大半です。
また、細菌などが原因でない炎症も多くみられます。
細菌などが原因の場合は抗生物質や抗菌剤にて治療しますが、細菌が原因でない場合は他の治療を行います。
慢性化して診断されることが多いため、治療が長期間になることが多く、根気よく治療することが大事な病気です。
Copyright© ODA CLINIC all rights reserved.