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腎不全|松山市の泌尿器科|CAPD

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腎不全

当院は60名が同時に透析できる人工透析センターを併設し、内シャント手術(経皮的血管拡張術から人工血管移植術まで)はもちろんのこと、循環器科(非常勤医師2名)、放射線科(非常勤医師1名)による共同診療体制や、基幹病院との連携体制を整えています。
腹膜透析(CAPD)の導入、フォローアップにも対応しており、また腎移植手術後のフォローアップも行っています。

腎臓のはたらき

腎臓のはたらき

腎臓の主な役割は、心臓から送られてきた血液をこし取り、血液中の老廃物を尿として腎盂・尿管を通って膀胱へ送り出す働きがあります。
その他にも、血液や血圧のバランスを取る、カルシウムのバランスを取るといった働きがあります。

腎不全とは

腎不全とは、何らかの原因で腎臓の働きが正常時の30%以下に低下した状態を指します。
腎臓の働きが弱くなるので、血液中の老廃物が排出されず、体内に蓄積され、様々な症状が出現します。

腎不全の症状

・体のむくみ
・血圧の上昇
・貧血
・気分が悪い
・食欲の低下
・吐き気

腎不全の治療法

急性腎不全の場合は腎臓の機能を取り戻す可能性は高いのですが、慢性腎不全の場合、一度失った腎臓の機能を取り戻すことはできません。
そのため、薬の服用や生活習慣の改善により、腎不全の進行を抑えるのが主な治療法になります。
腎不全が進行し、末期腎不全に至った場合、尿毒症や心不全といった重大な病気を引き起こす可能性があります。
腎臓の機能が10%以下に低下した場合、人工透析あるいは腎移植による治療が必要となります。

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人工透析について

人工透析について

前述のとおり、一度失った腎臓の機能を取り戻すことはできません。
そのため、腎臓の機能が低下し、腎臓が正常に働かない場合は、人工透析という方法を用いて人工的に体中の老廃物を取り除きます。
人工透析には、血液透析と腹膜透析の2つがあります。

血液透析

血液透析の場合、腕の血管に針を刺し、ポンプにより透析器に血液を送り、老廃物をとり除いた後に体内に戻します。
週2~3回通院し、1回につき4~5時間の透析を続けなければいけません。

腹膜透析

腹膜透析の場合、腹膜の中に透析液を入れ、透析液を取り出すことで血液を浄化させます。
手術により透析液を出し入れするためのカテーテルを埋め込む必要がありますが、その後はご自宅で透析を行うことが可能です。
1日4回、透析液の排液と注液(1回1時間程度)が必要です。

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腎移植について

働きが低下した腎臓を元に戻す方法は、腎移植しかありません。
腎移植には、ご家族から2個ある腎臓のうちの1個を移植する生体腎移植と、亡くなった方の腎臓を移植する献腎移植があります。
献腎による移植は少なく、ご家族による生体腎移植が一般的です。

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